よく頂く質問

 本コーナーでは、FAQ(Frequently Asked Questions 頻繁に受ける質問)の形をとりながら、典座ネットのサイトとしての立場や姿勢を示しています。
 実際に同じような内容のメールが多く届きますので、お問い合わせの前にまずこのコーナーで類似の質問が無いかどうか御確認ください。


問 典座ネットの公開目的は何ですか?

答 当サイトでは、「食乱れる現代」において、道元禅師の『典座教訓』をよりどころとした 「食育」的布教を行うことを目的としています。精進料理の実践を通して、「食」の大切さ、「いのち」に対する敬意と感謝、手作りの素晴らしさ、手間と工夫を惜しまない姿勢などを伝えていければと思っております。 

問 典座ネットは公的な機関による公式サイトですか?

答 いいえ、そうではありません。あくまで個人による私的サイトです。
個人で運営・管理費を負担する私的サイトであり、内容には「私見」も含まれますし、場合によっては不十分な記述や内容の誤りもあるかもしれません。管理人の至らぬ部分は、閲覧くださる諸賢の慈悲あるご指摘、ご批判をいただければ 幸いです。
  未熟な管理者自身、皆様と共に精進してまいりたいと願っております。

  なお、当サイトの掲載内容を原因として生じたいかなる損害についても当方は関知しません のでご利用にはご注意ください。また、あくまで公的な機関による組織的な運営ではなく、有料ではない個人的サイトであることをご理解いただき、更新やお問い合わせへの返信など、対応には限界があることをご承知ください。

問 当サイトの管理人はどういった立場の方ですか?
答 曹洞宗の寺院で住職をつとめる、一私人です。主宰管理者の略歴については別ページをご覧下さい。
 当サイトでは、なるべく広い視野で精進料理を紹介したいと願っておりますが、やはり私が曹洞宗に属する僧である以上、必然的に曹洞宗の教義をよりどころとした記述が多くなり、曹洞宗のすばらしさを全面に出した布教的内容も少なくありません。他の宗教・宗派との比較や、批判などの内容も一部ございますが、自宗のみが正しく他は認めないという排他的・独善的・閉鎖的な立場には立たないことを明記致します。それぞれの宗派の良い点から互いに学ぶべきであると思っております。万一ご不快に思われる点があればお手数ですがご指摘ください。

 なお、「永平寺の宿泊予約をお願いします」とか「永平寺の台所に食材を納品したい」 というような大本山永平寺や永平寺別院についてのメールが届きますが、当サイトは現在大本山永平寺や永平寺別院等内部に在籍しておらず、直接の関係はございません。 したがってそのようなメールをいただいても対応しかねます。
そのような質問は、直接該当機関にお問い合わせいただくようお願い申し上げます。

問 永平寺に関する記述が多いようですが、總持寺については対象外でしょうか?

答 曹洞宗の宗侶である以上、宗憲の定めに基づき、福井県の大本山永平寺並びに神奈川県の大本山總持寺の「両本山」を信仰の帰趨として護持していくことに疑いはありません。特定の寺院だけを特別に偏って敬うことはございません。

 しかしながら、当サイトでは道元禅師が著された『典座教訓』を根本とし、また管理人は大本山永平寺および大本山永平寺東京別院にて修行を積んだ経験上、必然的に永平寺に関する記述が多くなる のはやむを得ないことです。永平寺と總持寺の修行内容は根本的には同じですが、 実際に總持寺での修行を行ったことがない当方ではその詳細に触れることはできないのが現状です。
 記載中に例えば「永平寺の精進料理は・・・である」とある場合、基本的には總持寺でも同じなのですが、總持寺の台所で修行した経験がない以上、想像で書くのでは無責任になってしまいます。また曹洞宗には多くの地方道場や寺院がありそれぞれ細かい点で修行内容が異なるため、「曹洞宗の精進料理は・・・です」とは表現できません。そのような理由から、正確に「永平寺では~~」と記載していることを御理解下さい。あくまで信仰の上では永平寺も總持寺も両大本山として等しく敬う立場であることに変わりはありません。 

なお總持寺や地方僧堂の典座寮経験者による寄稿も歓迎しております。

問 記事や写真を転載したいのですが、可能でしょうか?

答 当サイトに掲載される記事や写真の全てには、当方に著作権が帰属いたします。
 過去に、内容をほぼそのままコピーしてあたかも自分で作ったかのように偽り公開 していたサイトを発見したこともございましたが、そうした不正行為や無断転載に関しては厳しい対応を取らせていただきます。
   また個人のサイト等への転載や引用に関しては、無用のトラブルを避けるために原則として許可しておりません。とくにネット上においては一度転載許可した写真や文章は権利者の手を離れ、無限に複製される危険性を含むことを御理解下さい。
 また、有料による画像貸出、掲載等は随時行っておりますのでお問い合わせ下さい。頂だいた代金は、サイト運営に使用させて頂きます。
 当サイトに掲載されている写真については、基本的に管理人自らが撮影したものです。
そのため著作権は当方にございますが、一緒に写っている個人や建物等、肖像権に問題がある場合には対処いたしますのでお手数ですが御連絡下さい。

問 典座ネットへリンクを貼りたいのですが。

 当サイトへのリンクは基本的にフリーです。
ただ
しまとめサイトのように、勝手に一部を改変する形で他のサイトに内容を載せることは著作権侵害にあたるため固くお断りいたします。万一発見した場合はしかるべき対応を取ります。

問 出版関係者なのですが、原稿を依頼することは可能でしょうか?

答 当サイトは、「精進料理のこころ」を布教することを目的としております。そのため、出版物、テレビ、ラジオ等の各種メディアを通してそれを広く世間に伝えることは非常に重要であると考えております。
 取材、インタビュー、原稿執筆、調理写真撮影等、各種企画に対応いたしますのでまずはお問い合わせ下さい。
   ※日時、内容等の条件でお受けできないこともございます。

問 管理者の住所や電話番号などを教えてください

答 公開しておりません。
  理由は、住所や電話番号をネット上で公開すると、非常に多くの勧誘・広告電話等が来てしまい本来の業務に差し障るためです。
  冒頭の質問にも明記してあるとおり、当方はあくまで一個人としてこのサイトを運営しており、公人または公的機関ではありません。したがって、住所等を公開した場合、各種不利益の方が大きいことを御理解ください。

  なお、出版社様、編集部様等の各種メディアが原稿や写真、取材等を依頼する場合は、まずは問い合わせフォームかメールにてご連絡ください。それらによる依頼では失礼にあたるとお考えの方も多いのですが、当方に関してはそんなことはございません。こちらから状況に応じて当方の連絡先等を記載したメールを返信致しますので、その後直接電話連絡 をさせていただくということで 御了承下さい。

 また、中には当方が公開している「永福寺住職」という肩書きをもとに電話帳やネットで電話番号を調べて電話をし、別の永福寺にかけてしまう方が増えております。同名の永福寺様より、お叱りを頂戴しております。先方はお寺という立場上、電話口ではおだやかに対応して下さると思いますが、正直なところ先方に対して非常に迷惑で失礼な行為ですので、固くおやめ下さいますようお願い申し上げます。 

問 精進料理教室は開催していないのでしょうか?

答 当方主催による、当寺での定期的な精進料理教室は、現在開催しておりません。
過去に開催していましたが、直前のキャンセルや無断欠席、遅刻なさる方が多く、きちんと参加した他の方に迷惑がかかる例が続き、事務処理が大変なため現在は中止しております。事前の参加料入金やキャンセル時の対応など、また状況が整えば再開したいと思います。

不定期的なものに関しては、随時当サイトで募集のご案内をいたします。
 また、御希望があれば、会場手配と参加者の募集をしてくだされば、精進料理教室の講師として依頼を受けることは可能です。

問 直接お伺いすれば精進料理をいただけますか?

答 どこかで住所を調べて突然訪問する方がおられますが正直申しまして非常に迷惑です。固くお断り致しますので決してなさらぬようお願い致します。
精進料理は、準備無しでいきなり作ることはできません。一般の料理店のように、いつでも不特定多数の客を待っているような業態ではありません。そのため突然来られても何の用意もしておりませんし、何よりも当方のその日の予定がございます。申し訳ありませんが突然の訪問には一切対応できません。

問 応量器を購入したいのですが、販売先を紹介してもらえますか?

答 今まで長く取り扱い業者を紹介していましたが、平成26年12月に紹介を取りやめました。
理由は、紹介先の業者さんに話を聞くだけ聞いて実際買わないいわゆる「ひやかし」の方がおられたり、見本を送らせてきちんと返さなかったり、代金を値切ったりといった悪質な方も中にはいて、業者さんに多大な迷惑をかける例が起きたためです。当方が紹介しているのはデパートやショールームがある高級漆器店ではなく製造元です。買う気がないのに長時間電話対応するだけでも大きな負担です。そうしたことはなさらないように、本当に欲しい方だけ連絡を取るように案内していたのですが残念です。当方が紹介する以上、業者さんへの迷惑行為があればそれは私の責任です。住所や電話番号も記載せず依頼してくる方もおり、また記載されていてもそれが本当なのかどうか確認する手段は私にはありません。残念ながら、顔も名前も知らない方に紹介するということ自体が無理だったようです。申し訳ありませんが、そうした事情により現在は紹介しておりません。

問 出家したいのですが、具体的にどうしたらよいのでしょうか? 

答 曹洞宗の場合、正式に出家するには師僧のもとで得度の儀式を受ける必要があります。そのため、まずは師を見つけることが第一となります。しかし、なんのために出家したいのかをよく考えて下さい。自分のための修行であれば、無理して出家せずとも在家のままでも行えます。あるいは僧侶という職業に就きたいのでしたら、職業として成り立つのかどうか、そもそも職業なのかどうかをよく考える必要があります。
  まずは、いきなり出家するのではなく、菩提寺や近くの参禅道場で坐禅の経験を積みその寺の住職とよく話し合い、情報を得ることからはじめると良いと思います。
 なお、当方では残念ながら現在弟子をとることはございません。 

 



戻る地蔵

Translate »