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七月盆最後の晩に

七月お盆のお供え膳

七月盆も明日16日には終わります。

つまり、今日15日はこの世に帰ってきたご先祖様や親しき故人の魂をおもてなしできる最後の晩ですね。是非、故人が好きだった料理や飲み物、お菓子などをまごころこめてお供えし、伝えたいことを念じながらお線香をあげてご供養し、心静かにお盆最後の夜を過ごしてください。

今年の七月盆は13日が木曜日、平日でした。農家が多く、また勤務形態も比較的自由だった頃とちがって、今は七月盆だからといって仕事を休むことはなかなかできません。13日にお盆のお迎えのお墓参りに行くことができれば最も良いのですが、それが適わなかった方も多いでしょう。

住職によって考え方はさまざまですが、私は「13日から16日までお盆の行事をつとめることができない場合、自分ができる範囲で調整して、無理の無いやり方でつとめる」ことをお薦めしています。

今日15日は土曜日です。13日にお墓参りができなかった方で、今日は仕事が休みで時間があるなら、今日お墓参りしてお盆の迎え火を焚けば良いのです。「えっもう13日は過ぎているのに今さら?」と強い抵抗感を覚える方は、無理に今日行く必要はありません。

お迎えのお墓参りをせずに、16日に送りのお墓参りをすることで自分が納得するならそれで良いですし、今日お迎えして明日送るなら時間の都合が付くというならそうすれば良いのです。お墓が自宅からどのくらい遠いかにもよるでしょう。特に都内では、霊園への往復で半日かかる方も多く、昔ながらの作法で13日に迎え、16日に送るという作法と仕事を両立できる方の方が少ないのではないでしょうか。

また集合住宅では玄関先で迎え火を焚くことさえ難しい方もおられるでしょう。その場合は、お墓で焚くとか、自宅では仏壇に線香をお供えすることで迎え火に替えるなどの融通を利かせてかまわないのです。お墓が遠方の田舎にあって今回はお参りにいけない方は、自宅での供養をその分丁寧に行い、お墓参りは八月のお盆休みの帰省の際に、という方がいても良いのです。

これは昨日の記事で、おかずの種類をどう設定するか、またできあいの品を一部利用することと共通する考え方で、あまり無理しすぎず、できる範囲で調整することが大切です。お盆は毎年行うものなので、無理してなんとか今回だけやりくりするようでは長続きしません。来年以降も継続できる方法で長くつとめることが大事です。

もちろん、多少無理してでもきちんとつとめたいという方は、そうしてあげることが最上なのは言うまでもありません。要するに自分の心の中で、どこまでが手抜きで、どこまでが臨機応変に融通を利かせた現実的対応なのかをよく考え、自分の誠意とまごころに偽りがないようにつとめれば良いのです。

故人の側に立ってみれば、精一杯してくれた施主の姿をみれば、お墓参りの日にちが少し遅かったからといって決して文句はいわないはずです。逆に、忙しい中やりくりしてお墓に来てくれたことを喜んでくれるのではないでしょうか。まだお迎えをしていない方で今日なら時間がある方が、今からでもお盆のお墓参りに出発なさることを望んでいます。

よき七月盆の晩をお過ごし下さい。

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