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「きちんと食べてますか」 やわらかな精進料理があなたの心身を癒します

精進料理教室レポート_お彼岸のお供えまんじゅう

精進料理教室レポート_お彼岸のお供えまんじゅう

2月下旬、県内のお寺で精進料理教室が行われ、講師をつとめました。
お檀家さんの女性向けに組織された婦人会の行事で、このお寺ではもう7年越し、6回目の開催となりました。お寺にゆかりのある精進料理をみなで楽しく作る場を通じて、会員同士の交流を深め、忙しい毎日の中での心の潤いを得ることができるたいへん価値ある行事だと思います。時折、おしゃべりに夢中になりすぎて肝心の料理をミスしてしまうこともあるので講師としてはそうならないよう、楽しい雰囲気を崩さない程度に目を光らせないといけません。

 

前日、群馬県北部では大雪が降って高速道路が通行止めになりました。手土産の品を用意するため市内の菓子店に行ったところ、交通麻痺のため工場から品物が届かないと言われて御菓子の陳列棚が空っぽでした。

ふかし饅頭_精進料理教室

店内にいると屋根から轟音と共に落雪が。屋根の下にいたら大変な事になっていたと思います。危ないところでした。

ふかし饅頭_精進料理教室 ふかし饅頭_精進料理教室

そこで翌日は朝4時に出発しました。万が一、高速道路が通行止めになったとしても、この時間ならば一般道に降りてもなんとか間に合うはずです。天候による交通の乱れはしかたないことなのですが、そうはいってもせっかく参加者が集まってくださっているのに講師が遅れたのでは始まりません。プロとしては、できる範囲で最善を尽くします。

そうはいっても朝4時の路面は完全凍結状態でツルツルです。4輪駆動車、スタッドレスタイヤに加えてチェーンも装着し、フル装備でゆっくり走りますがそれでもカーブでは何度かドリフト状態になりました。

ふかし饅頭_精進料理教室 ふかし饅頭_精進料理教室

会場は県内の南部です。同じ群馬県内なのに中央部あたりにさしかかると全く雪の気配はありません。午前6時、日の出を迎えたあたりからはチェーンを外し、快適に進んで無事に会場に到着しました。
ちょっと開始時間までは早すぎますが、それでも遅れるよりは遥かに良いことです。付近を散歩しながら心の余裕を持って臨むことができました。

ふかし饅頭_精進料理教室

お寺にも立派な台所がありますが、参加者が多いため近隣の集会所の調理室をお借りしての開催となりました。皆さん慣れているので料理も快調、班ごとにどんどん進むため講師の指示やポイント説明ものんびりできず大変です。みなさん楽しそうに、わきあいあいと調理を進めていました。

ふかし饅頭_精進料理教室 ふかし饅頭_精進料理教室 ふかし饅頭_精進料理教室

今回の精進料理の目玉は、「蒸し饅頭」です。まあ一般的には「タンサン饅頭」とか「田舎饅頭」などとも呼びますね。小麦粉をコネコネし、柔らかく膨らせるための炭酸粉を加えてふかします。

昔はどの家でも手作りしていました。核家族化により一家の人数が減り、少量作るのは手間がかかるため買った方が安いことから手作りの風習がすたれてしまいましたが、こうした大人数が集まる機会には最適です。年配の方は、「あー懐かしい、昔はこうやってねー」と想い出話を嬉しそうに語り、お若い方は「へー、こうやるんですか!」とこれまた珍しそうにコネコネしていました。

他の班の方も混ざりつつ、みなさん楽しんでいただけたようで、献立のねらいが達成できたと思います。6回目ともなると、精進料理の基本はある程度みなさんに伝わっているので、大勢で協力して楽しく一つのことに取り組む、という要素にシフトしてみました。長くおつきあいさせていただけるとこうした面も考えることができるのがありがたいことです。

ふかし饅頭_精進料理教室

今回はあんこと、生姜味噌の2種を作りました。

お彼岸も近いことですし、覚えたレシピでぜひ春のお彼岸に、自宅のお仏壇にお供えしてください・・という主旨に皆さんうなずいておられました。

さて肝心の仕上がりは・・・

講師の指導力のおかげか、あるいは皆さんの実力か、バッチリ上手に蒸し上がりました!

お土産の分も多めに作ってホクホクです。

ふかし饅頭_精進料理教室 ふかし饅頭_精進料理教室 ふかし饅頭_精進料理教室

これまではお寺の本堂に移動してお供えの儀式を行い、お寺の広間で食べていたのですが、諸事情により今回からは移動せずに集会所のテーブル席でいただきました。おまんじゅうの他にも丁寧に作った一汁三菜の精進料理を配膳し、きちんとお寺の作法でおとなえをしてから、感謝の心でいただきました。

無事終えることができ、参加者の皆様はじめ、方丈様ならびに御寺族様の御配慮に御礼申しあげます。

ふかし饅頭_精進料理教室

 

全く雪が無いどころか、車内は暑いくらいで冷房を入れようかと思うほどの県内南部に滞在していると、もうすっかり気分は春でしたが、帰路、赤城山を越えたあたりから厳しい現実に引き戻されました。まだしばらくは雪と寒さに負けないようがんばります。

ふかし饅頭_精進料理教室



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