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タケノコのフィットチーネ

旬を迎えた食材は、短期間にたくさん収穫されます。
食べる側としては、1年中ゆっくり生えてくれたらうれしいのですが、自然はそんな人間の都合通りにはいきません。

特にタケノコは掘らないで放置すると数日で竹になってしまい後の処理に困るため、生えてきたらとにかく採りまくらなければなりません。中には連日タケノコ掘りの竹やぶ通いに疲れた、とうんざりする人もいるくらいです。それに掘ったタケノコはあく抜きも大変ですので、「たくさん採れたから食べて!」とタケノコのおすそ分けをいただくこともあるでしょう。

タケノコに限らず、お寺には旬を迎えた食材の寄進を受けることがあります。採れたてを仏さまにお供えしてください、というわけです。
せっかくご寄進いただいたありがたい食材ですから、修行僧に喜んでもらえるような料理を作るのが料理長の腕の見せどころ。
しかし修行僧全員に行き渡るよう、大量にいただく場合が多いのですが、毎日おなじような料理ばかり出すとさすがの修行僧も、せっかくの寄進物に対して内心「またですか」とついつい不埒な心が湧いてしまいます。そこで、同じ食材を一度にたくさん寄進されたときでも、食べる者を飽きさせずさまざまな精進料理を工夫するのが料理長の責務です。
(誤解がないよう補足しますと、永平寺など大きな修行道場ではこのメニューは出さないです)

タケノコというと煮物など和食のイメージが強い食材ですが、ちょっと料理法を変えれば洋風料理にもよく合います。洋風というより和風洋食といった感じでしょうか。
精進料理なので肉や魚、牛乳やバターなどは使いませんが、それでもがらりと雰囲気を変えることができます。以前海外からきた友人の禅僧に出したところ、タケノコは珍しいらしく大好評でした。

シンプルなだけに、これはかなり美味しいですよ V^=^

1 あく抜きしたタケノコ100gをくし形に切る。
2 アスパラ2本を3~4センチに切る。
3 良く洗ったトマト150gのへたをとり、くし形に切る。
4 パスタ200~250gを塩ゆでする。
5 その間、フライパンにオリーブ油大さじ2,輪切り唐辛子少々を加熱し、
塩少々をふって1~3を炒める。
6 油が充分回ったら酒(または白ワイン)大さじ3,しょうゆ大さじ1を加え、
タケノコとアスパラに火が通るまで炒め、最後にパスタのゆで汁大さじ2~4
加えて塩を加えて少し濃いめに味を調える。
7 ゆでたパスタの水気を切り、6のフライパンにそのまま加えてからめ、
盛り付ける。

※トマトは多少つぶれるくらいに炒めます。
タケノコはすでにあく抜きで火が通っているため、具を炒める際はアスパラに火が通れば良いので、比較的簡単にできあがります。今回は煮汁がからみやすいフィットチーネパスタ(きしめんのような平べったいスパゲティ)を使いましたが、通常のパスタでもよくあいます。
唐辛子の量は好みで変えて下さい。また、唐辛子の代わりに黒胡椒でもかまいません。
ゆで汁を加える量も好みにより加減します。できたてすぐのアルデンテ状態で食べましょう。

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